ガード構えガード

今週は九州遠征の疲れで目眩がして仕方がない。月曜は朝イチで熊本に向かい、山岳地帯を仕事で練り歩いた。帰りは車が山道から崖に落ちそうな上に、ぬかるみでスプラッシュマウンテン。それでも麓に降りた夕方、九州新幹線の車内で何も飲み物を買えない切なさに包まれた想いを、椎名林檎を思い出しながら振り払い、博多に降り立った。中洲のホテルにチェックインしてからは、会社仲間と博多の肴と、かの有名なミドリケンジ先生を生んだ奄美の焼酎をグビグビ飲む。さらに2件目のロック居酒屋で、シーナ&ロケッツの妹のようなママと、どんなにセーターとジーンズ姿で隠しようにも、全く隠しきれない素晴らしい肢体をもつ娘さんに水割りを作ってもらいながら博多の夜を楽しんだ。歩きながらホテルに帰る夜道の風が気持ちいい。ただ、横目に見えるウドン屋さんに堪えきれず、ごぼう天つきの肉うどんを食べてしまった。柔らかいうどんが飲みすぎた胃に優しい。そして再びホテルに向かって歩いたが川辺に見える屋台たち。客引きに兄さんに「ラーメンいかがですか〜」と言われ、「オー!」と答えてしまう私は知命になったばかりだ。これが天命なのだろう。博多の夜に1人で食べるラーメンはやはり美味い。隣にいた大阪弁のキメキメの女子2人が楽しそうに「美味いわ〜」と話しているのがさらに微笑ましい。そして結局ラーメンを平らげたのはいいが、腹が苦しくてたまらず、酔いのため着替える途中にそのままベットに倒れたままで寝てしまい、風邪をひきそうになった。これが疲れで目眩がする顛末だ。ムエタイの話をする前に博多の話が長くなりすぎた。お終い。